施工完了後のベランダ床。滑らかな仕上がりと均一な膜厚で防水性能を確保した状態。

【千葉県船橋市】賃貸マンションのベランダ防水工事|下地補修からウレタン2層防水・トップコート仕上げまで丁寧施工で再生

Before

千葉県船橋市の賃貸マンションで施工前のベランダ防水劣化状況。塗膜の剥がれや汚れが目立つ床面。

After

施工内容 ベランダウレタン防水工事(高圧洗浄+下地処理+プライマー塗布+ウレタン2層塗布+トップコート仕上げ)
建築形態 賃貸マンション
施工地域 千葉県船橋市
工期 3日~4日間
施主 マンションオーナー様
お問合せの種類 ホームページからのお問合せ
担当者 池田 透

COMMENT

入居者様からの雨漏り相談をきっかけに-ベランダ劣化と美観改善のご要望

入居者様から「ベランダの床が劣化して汚れや雨染みが目立ち、雨が降るとぬかるむような状態」とのご相談があり、マンションオーナー様より

「雨漏りリスクを根本的に解消したい」
「次の入居者募集にも影響しないよう、美観も整えたい」

とのご依頼をいただきました。

賃貸物件のベランダは、日常的に風雨や紫外線の影響を受けやすく、長年の使用で防水層の劣化が進みやすい箇所です。

今回は耐久性・防水性・美観性を同時に向上させるウレタン防水工法を採用しました。

施工前のベランダ状況|塗膜の剥がれ・ひび割れ・カビの発生を確認

施工前のベランダは、表面の塗膜が剥がれ、チョーキング(粉化)現象や汚れの付着が見られました。

床面の一部には黒ずみやカビが発生し、防水層の機能が低下している状態。

また立ち上がり部や排水口まわりには微細なクラック(ひび割れ)があり、放置すると雨水が内部に侵入する恐れがありました。

このような状態では、雨水がコンクリート内部に浸透して鉄筋のサビや構造劣化につながるため、早期の防水再施工が必要なタイミングでした。

ウレタン防水の密着工法を選定した理由|美観と耐久性を両立する最適な工法

本現場では、既存防水層を撤去せずに上から重ね塗りできる「密着工法」にて施工しました。

この方法は騒音や粉塵の発生を抑えながら、工期を短縮できるのが特徴です。

選定理由は以下のとおりです。

  • ウレタン樹脂による弾性防水層を形成でき、動きのある下地にも対応可能
  • 既存防水層との密着性が高く、剥離や浮きの発生を防止
  • 施工後は美しい光沢仕上げで清潔感を演出

プロ職人による防水施工の流れ|下地処理から2層塗布・トップコートまで一貫対応

手順① 高圧洗浄

まずは高圧洗浄機で既存防水層の汚れ・カビ・藻・埃を丁寧に除去します。

防水層の密着を左右する大切な工程であり、表面の不純物を完全に落とすことで、次の塗布工程が確実に密着します。

手順② プライマー塗布

洗浄後しっかりと乾燥させたのち、専用プライマーを塗布。

下地とウレタン防水材を強固に密着させるための接着層として機能します。

立ち上がりや隅部、排水口まわりなどはローラーと刷毛を使い分けて塗り残しゼロを徹底しました。

手順③ ウレタン防水1層目(主材1回目)

ウレタン防水材を均一に塗布し、床面に弾性のある防水層を形成します。

ローラーを用いて膜厚を一定に保ち、凹凸を埋めながら滑らかに仕上げました。

この1層目が防水層の基礎となり、施工の精度を大きく左右します。

手順④ ウレタン防水2層目(主材2回目)

1層目が完全に硬化したのち、2層目を塗布して防水層の厚みを確保。

光沢のあるグレー色でムラなく仕上げ、耐久性・防水性ともに大幅に強化しました。

施工面全体が均一で、表面の反射からも職人の丁寧な作業が伺えます。

手順⑤ トップコート塗布

最終工程として、紫外線や風雨から防水層を守るためにトップコートを塗布。

耐候性に優れた塗料を選定し、ムラのない均一な膜を形成。

光沢と深みのある美しい仕上がりで、清潔感と高級感を両立しました。

施工後の仕上がり|光沢と防水性能を両立した美しいベランダへ再生

施工後のベランダは、光沢のあるグレー仕上げで統一され、清潔感と高級感を兼ね備えた空間に生まれ変わりました。

表面は完全に滑らかで、光の反射が均一に出ており、膜厚も十分に確保されています。

✅ 雨漏りの心配を解消し、入居者様も安心して使用可能
✅ 紫外線・経年劣化への耐性が向上
✅ 汚れが付着しにくく、メンテナンス性も大幅アップ

特に、雨水の排水がスムーズに行えるように勾配調整も確認済みで、長期的な防水性能と資産価値の維持が期待できる仕上がりです。

お客様の声

「丁寧に対応してもらえて安心しました。入居者にも喜んでもらえて良かったです。」

千葉県船橋市/マンションオーナー様様

担当者コメント|気候条件を見極めた最適施工と長持ちする防水層づくり

今回は、賃貸マンションのベランダという限られたスペースの中で、作業効率と仕上がり品質の両立を意識して施工しました。

ウレタン防水は気温や湿度に左右されやすいため、塗布のタイミングや硬化時間を見極めながら、最適な施工環境を整えています。

今後は3〜5年ごとのトップコート再塗布を行うことで、防水層を長持ちさせ、美しい状態を維持できます。

施工まとめ|新築同様の防水性能を再生し、長期的な安心を実現

千葉県船橋市の賃貸マンションにて実施したベランダ防水工事では、高圧洗浄からウレタン2層防水、トップコート仕上げまで一貫対応しました。

施工前の劣化・汚れを完全にリセットし、
見た目・機能ともに新築時のような防水性能を再生。

建物の寿命を延ばし、入居者様・オーナー様双方に安心をお届けできた施工事例です。


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